月別: 2020年2月

弁理士が主人公の小説

海野十三という小説家の作品に「特許多腕人間方式」という短編小説があります。
小説の書き出しはこんな感じです。

『×月×日 雨。
午前十時、田村町特許事務所に出勤。
雫の垂れた洋傘をひっさげて、部屋の扉を押して入ったとたんに、応接椅子の上に、腰を下ろしていた見慣れぬ仁が、ただならぬ眼光で、余の方をふりかえった。事件依頼の客か。門前雀羅のわが特許事務所としては、ちかごろ珍らしいことだ。
「よう、先生。特許弁理士の加古先生はあんたですな」
と、客は、余がオーバーをぬぐのを待たせない。』

冒頭のたった数行に「特許事務所」や「弁理士」が登場します。 Continue reading

続・新型肺炎の影響

上海市民政局が、コロナウイルスの感染経路として、「飛沫感染」「接触感染」に加えて新たに「エアロゾル感染」の可能性があることに言及したそうです。さらに、今後の感染予防策として、「一切の社会活動関連の会合を取り消すべき」とまで明言したようです。
これで日常生活における感染のリスクが一気に高まりました。

弊所のカウンターパートの中国弁理士からも、本日(2/10)からの出勤予定がさらに10日間延長になったとの連絡を受けました。彼の住む地域では、行政機関や医療機関等の緊急性の高い職種以外は出勤禁止の措置がとられているそうです(当然、特許事務所も出勤禁止!)。

「エアロゾル感染」の可能性がある以上、現状では自宅待機が最も効果的な措置のように思います。当局の迅速果断な姿勢、状況を理解してそれに従う国民の振る舞いには敬意すら覚えます。

なお、中国弁理士からは、自宅作業体制のシフトを組んでいること、従って重要案件は対応可能であることの連絡もありました。おそらくは期限に関する特例措置など国家レベルでの救済措置がいずれ発表されることにはなるのでしょうが、現時点でのこのような安心材料の提供は本当にありがたいものです。

新型肺炎の影響

中国ではコロナウイルスに起因する新型肺炎による死者が400人を超えたとの報道がありました。もちろん、これは公式に確認されている感染者のみが対象でしょうから、実際はもっと多いと思われます。感染者数は潜在的な感染者も含めると数万とも数十万人とも言われており、まだまだ予断を許さない状況です。

弊所とお付き合いのある中国の代理人から昨日メールが届き、事務所の方針により自宅待機を余儀なくされたという報告がありました。 Continue reading