国土交通省出身の弁理士によるNETIS登録サポート
NETISについて相談を受ける機会が増えています。
相談内容は多岐にわたりますが、おおよそ次のような悩みごとを抱えているケースが多いようです。
- 自社技術のNETIS登録の可能性について、専門家の意見を聞いてみたい。
- NETISについて相談できる人が身近におらず、どこから手をつけてよいのかわからない。
- 人手不足でNETIS登録にまで手が回らないので、信頼できそうな代理人に依頼したい。
- 国土交通省との協議が煩雑でNETIS登録申請が途中で行き詰まっている。
渕上弁理士事務所は、2021年(令和3年)よりNETIS登録申請の支援、サポートに取り組んでいます。これまでに、地盤改良、法面補強、浚渫、土壌改良、路面補修、舗設、測量、解体、養生、水質保全、海洋環境、施工管理システム、施工機械、建設資材、先進ボーリング、ブラスト処理など、幅広い分野にわたりNETISの登録、申請、コンサルティング、代行、代理に携わってきました。取り扱い件数は申請中の案件も含めると約90件となります。
渕上弁理士事務所の弁理士は、土木建築分野における行政経験(元国土交通省キャリア官僚)と、ゼネコンでの施工管理経験を有しております。公共工事の計画から施工に至る全ての工程に携わってきた実体験と知見に基づいて、相談者・依頼者の事情に配慮した解決策や対応策を提案することをお約束します。
NETISについてお困りごとがありましたら、メールまたは電話にてお問い合わせください。
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弁理士は、技術文書の作成、役所との交渉のエキスパート
弁理士は知的財産に関する専門家です(弁理士法第1条)。
弁理士の業務は多岐にわたりますが、身近なところでは特許や商標、意匠などの出願、登録を支援する業務を日常的に行っております。
弁理士は、特許出願を通じて新技術の扱いに習熟しており、技術の新規性や効果を的確に文章化するスキルを身に付けております。また、特許庁との交渉を通じて、役所に受け入れられやすい文章の書き方にも通暁しております。
NETIS登録申請では、新技術の特徴を従来技術との比較において論理的かつ端的に説明することが求められます。また説明した内容と整合するデータや報告書など各種資料の添付も求められます。これらの作業は慣れていなければ多くの時間と労力が費やされる大変に骨の折れる仕事です。
技術情報の扱いに習熟し、官庁との交渉に精通した弁理士は、NETIS登録の相談相手にとても適している士業です。
「NETIS登録申請サポート」の特徴
1.渕上弁理士事務所が、依頼者の代理人としてNETIS登録申請を行います。
→ 弊所が窓口となってNETIS登録申請作業を進めますので、依頼者自身が国土交通省と直接やり取りすることはありません。
※一部の地方整備局ではWeb会議が必須となりますので、そのときは国土交通省と依頼者と弊所の3者が参加することになります。依頼者が安心して参加できるようにWeb会議に先立って弊所から依頼者にガイダンスを行います。
2.NETIS登録申請に必要な書類は全て弊所が作成します。
→ 依頼者が申請書類を作成する必要はありません。
※申請技術に関する資料や実験データ、写真等は必要になりますので、弊所の指示に従ってご提示いただきます
3.NETIS登録申請に必要な作業は全て弊所がスケジュール管理します。
→ 対国土交通省の期限管理など、NETIS登録申請に関するスケジュールは全て弊所の責任で管理しますので、依頼者は弊所の指示に従って対応していただくだけです。
「NETIS登録申請サポート」の進め方
「NETIS登録申請サポート」の標準的な作業工程です。
①NETIS事前相談シートの作成
・NETIS登録申請は2段階方式が採用されています。(第1段階「事前相談」、第2段階「本申請」、2024年度時点。)
・事前相談をパスしなければ本申請に移行することはできません。
・「NETIS事前相談シート」には申請者に関する情報、新技術の概要などを記載します。弊所が起案した「NETIS事前相談シート」に基づいて依頼者と協議しながら完成させます。
②事前相談エントリー
・完成した「NETIS事前相談シート」はNETIS公式サイトを通じて弊所から国交省に提出します。
③国交省からの修正依頼とその対応
・「NETIS事前相談シート」に記載された内容の基づいて新技術のNETIS登録可能性が判断されます。
・国交省から「NETIS事前相談シート」の修正依頼、追加資料の提出などの依頼があれば必ず対応しなければなりません。
・国交省との交渉は全て弊所が対応します。(修正内容の確認、技術資料の提供などをお願いすることがあります。)
④本申請用ID/PWの取得
・事前相談をパスしたら本申請用ID/PWが発行されます。
⑤NETIS申請情報シートの作成
・ここから第2段階の本申請となります。本申請をパスしなければNETIS登録を受けることはできません。
・「NETIS申請情報シート」には新技術の概要、従来技術と比較した効果(経済性、工程、施工性、安全性、品質、環境など)、効果を実証する試験結果などを記載し、またそれらを裏付けるエビデンス(添付資料として提出)を添付します。
・弊所が起案した「NETIS申請情報シート」に基づいて依頼者と協議しながら完成させます。
⑥NETIS申請情報シートの提出
・完成した「NETIS申請情報シート」はNETIS公式サイトを通じて弊所から国交省に提出します。
⑦国交省からの修正依頼とその対応
・「NETIS事前相談シート」に記載された内容に不備がないか等の確認が行われます。
・国交省から「NETIS申請情報シート」の修正依頼、追加資料の提出などの依頼があれば必ず対応しなければなりません。
・国交省との交渉は全て弊所が対応します。(修正内容の確認、技術資料の提供などをお願いすることがあります。)
・③と似たような対応となりますが、修正依頼の内容は多岐に渡り、複数回の対応が求められます。
・NETIS登録申請の全体を通して最も労力と時間を要するのが、この⑦の段階です。
⑧NETIS登録申請書の提出
・本申請をパスしたら、NETIS公式サイトを通じて弊所から国交省にNETIS登録申請書を提出します。
⑨NETIS登録番号の交付
・NETIS登録申請書の提出後、国交省の局内会議を経て、NETIS登録番号が交付されます。
・局内会議において何らかの指摘を受けることがありますので、その場合は必要に応じて対応します。
・NETIS登録番号の交付を受け、NETIS登録の完了となります。
「NETIS登録申請サポート」の料金
サポート料金は総額制となっており、最初に提示した総額を超える追加料金や延長料金等が発生することはありません。お支払いのタイミングは「着手時」と「終了時」の2段階となり、サポート着手時に総額の70%程度をお支払いいただき、残金はサポート終了時にお支払いいただきます。
また、NETIS申請の中途での受任、ピンポイントでの依頼にも対応しております。
具体的な金額については見積額を提示しますので、お気軽にお問い合わせください。
守秘義務について
弁理士には守秘義務が課せられております(弁理士法第30条,第77条)。
相談や依頼の内容、受領した資料等を漏洩したり盗用したりすることはありません。
安心してご相談、ご依頼ください。
NETISについてお困りごとがありましたら、メールまたは電話にてお問い合わせください。
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依頼者の声(随時更新中)
弊所のサポートサービスをご利用いただいた方の感想や評価を紹介します。
一部、電話による感想等を当方の責任において文字に起こしております。
『業界の専門用語が通じるのでとても助かりました。電話でざっくり話しただけで全体を理解されたのには感心しました。』
『メールのやり取りの段階では、法律職のお堅い方なのかな?といった印象があったのですが、その後のWeb会議ではとてもフランクな対応でとても意外でした。申請が始まるとメールでのやり取りが中心となりましたが、的確なアドバイスのおかげでスムーズに進行し、4ヶ月程で登録することができました。』
『依頼前に無料でWeb会議に対応いただき、かなり踏み込んだ内容の議論を行うことができました。こちらの疑問点が全て解決し、弊社の参加者全員が先生にとてもいい印象を受けたので、正式に依頼させていただきました。』
『約7ヶ月間お付き合いいただきありがとうございます。メールのレスポンスがとても早く、技術の理解力、表現力ともに申し分なく、安心して依頼できる方だと思います。』
『弊社の取引先からこちらの弁理士を紹介されました。依頼前に大量の資料を送らせていただいたのですが、短時間のうちに全てに目を通されていて、質問事項と提案をまとめた文書とともに見積書が送られてきました。この段階で安心してお任せすることができる方だと直感しました。』
『弊社の都合により申請途中で担当者が何回も変わったのにも関わらず、その都度、丁寧にガイダンスしていただき、ありがとうございました。』
『当初はNETISのみの依頼でしたが、別件の特許の相談にも対応していただきありがとうございました。新技術であっても特許出願しない方がいいケースがあると知り、とても勉強になりました。』
『昨年に続いて2件目の依頼となります。こちらの都合でメールの返信が遅れたり忘れたりするのですが、適宜のタイミングで催促メールが届くのでとても助かっています。』
『以前、別の方にNETIS代行をお願いしたことがあるのですが、思いの外こちらで作業することが多く、あまりメリットを感じられませんでした。今回は、最初にWebで打ち合わせをした後はサクサクと進んでいき、ときどき先生の方から電話やメールがあるくらいで、気がついたら登録に至っていました。同じ代行でも人によってこんなにも違うものなのかと思いながら、とても楽をさせていただきました。』
『自社で申請を進めていたのですが、説得力のある説明ができずに申請が滞り、八方塞がりの状態の中でこちらの事務所に連絡を入れ、無理を言って面談の時間を設けていただきました。技術概要を説明するとその場で解決策を提示していただき、とても納得のいく提案でしたのですぐに依頼させていただきました。渕上さんに作成していただいた書類を読むと、1年かかってもうまく説明できなかったことが簡潔明瞭にまとめられており、もっと早く依頼すれば無駄な時間を過ごさなくてもよかったのにと後悔しました。』
『こちらの事務所をネット検索で発見し、弊社の顧問弁理士を通じて先生を紹介していただきました。弁理士の能力は信頼しておりますし、加えて国交省OBの方なので、安心して全てをお任せてしております。』
『NETIS事前相談までは自力でパスしましたが、いざ本申請になると何をどう書いてよいか分からず、途中で行き詰ってしまいました。顔の見えないネット経由の依頼にはなんとなく抵抗があったのですが、信頼できそうな代行業者をいくつかピックアップしてWeb会議を申し込み、その中から印象のよかったこちらの事務所を選択しました。中途からの依頼にはなりましたが快く受けていただき、無事に登録することができました。』
よくある質問(随時更新中)
Q1.全ての手続きを代行してもらえますか?
Q2.どのような技術に対応できますか?
Q3.対応できない技術はありますか?
Q4.見積もりだけいただくことはできますか?
Q5.正式に依頼する前にサポート内容について詳しく説明いただきたいのですが?
Q6.申請の途中段階から依頼することはできますか?
Q7.評価が「-A」から「-VE」「-VR」に移行しません。何かいい知恵はありますか?
Q8.過去にNETIS登録されていた技術を再申請したいのですが、可能でしょうか?
Q9.申請作業の一部だけを依頼することはできますか?
Q10.今年(2023年)の4月からNETISの申請方法に変更があったようですが、何が変わったのでしょうか?
Q1.全ての手続きを代行してもらえますか?
A1.はい。弊所が提供する「NETIS登録申請サポート」は、コンサルティングのほか、NETISの事前相談から最終的な登録まで必要な書類の全てを弊所が作成します。また国交省との連絡や交渉、スケジュール管理も弊所が行います。
依頼者は、弊所からの連絡や指示に対応していただくだけとなります。
Q2.どのような技術に対応できますか?
A2.弊所の弁理士は、土木分野における行政経験と施工管理経験があり、これまでに地盤改良、法面補強、土壌改良、コンクリート補修、浚渫、汚濁防止、GNSS測量、施工管理システム、材料など幅広い分野においてNETIS登録申請、特許出願の支援に携わってきました。
Q3.対応できない技術はありますか?
A3.分野として対応できない技術は基本的にはありません。ただし、NETIS登録申請しようとする新技術がNETIS登録要件を満たしていない場合など、依頼をお受けできないことがあります。
NETIS登録要件は、具体的には「新技術の成立性に論理的根拠があること」「実験等により新技術の性能や機能が確認されていること」「第三者の求めに応じて新技術を提供可能な状態にあること」などです。
自社の新技術がこれらの要件を満たしているかについて不安があれば、遠慮なくご相談ください。
Q4.見積もりだけいただくことはできますか?
A4.はい。メールフォームに技術の概要を記入していただければ、概算費用をお知らせします。
Q5.正式に依頼する前にサポート内容などについて詳しく説明いただきたいのですが?
A5.メールや電話の他にZoom等を利用した無料のWeb会議形式の面談を取り入れておりますので、お好みの媒体を利用してコミュニケーションをとることができます。NETIS登録申請は半年以上を要する長丁場となりますので、Web会議などでお互いの顔や雰囲気を知っておくことは信頼感や安心感にもつながります。実際に依頼をいただいた方の多くはWeb会議の後に依頼を決断されました。
Q6.申請の途中段階から依頼することはできますか?
A6.そのような状況での相談も多く受けております。申請が進展しない理由を客観的に分析し、解決策を検討することから始めましょう。まずはご相談ください。
Q7.評価が「-A」から「-VE」「-VR」に移行しません。何かいい知恵はありますか?
A7.同じようなことで悩まれている方はたくさんいます。弊所の提案としては、NETIS検索システムで貴社の登録技術を確実に表示させること、そして貴社の登録技術に興味をもたせること、まずはこの2つの対策から始めてみてはいかがでしょうか?
NETISの登録情報は更新することができます。例えば、登録後に「新技術の優位性をアピールできる施工実績が増えた」「ローコスト化に成功した」のであれば、早急に更新した方がよいでしょう。また、検索にヒットしやすいキーワードの選定も活用を促進する上でとても重要なポイントになります。
Q8.過去にNETIS登録されていた技術を再申請したいのですが、可能でしょうか?
A8.過去にNETIS登録された技術(既NETIS登録技術)と同一技術の再申請は原則として認められておりません(NETIS実施要領 3.1(8)③)。ただし、NETIS実施要領で定義される「同一技術」とは、「技術の原理が同じまたは酷似していること」「技術の適用範囲、適用効果が従来のものと同等であること」「技術開発者が同一または関係者であること」の3要件の全てを満たす場合に限られます。
従って、例えば、既NETIS登録技術では適用できなかった範囲にまで活用の場が広がったり、既NETIS登録技術より優れた効果が期待されるようであれば、新技術として申請することができる場合があります。
Q9.申請作業の一部だけを依頼することはできますか?
A9.はい。例えば、自社で申請書類を作成し、国交省に提出する前段階でアドバイスを求めるサポートを依頼される方もおられます。その場合はタームチャージで料金を精算します。
Q10.今年(2023年)の4月からNETISの申請方法に変更があったようですが、何が変わったのでしょうか?
Q10.これまでは一部の手続きのみオンライン申請に対応していましたが、2023年4月から全ての手続きがオンライン申請に移行しました。これに伴い、以前は申請者の住所によって担当する地方整備局が決まっておりましたが、現在は工種によって担当する局が自動的に割り振られます。
また、申請しようとする新技術がNETIS登録に値する技術であるか否かを事前に判断する「事前相談」が設けられました。担当局にもよりますが、事前相談の段階でかなり厳しく登録可能性が判断されます。従来技術と比較した新規性や効果、それを裏付ける実験データなど、これまで以上に十分に精査しておくことが必要です。