作者別: 弁理士

弁理士が主人公の小説

海野十三という小説家の作品に「特許多腕人間方式」という短編小説があります。
小説の書き出しはこんな感じです。

『×月×日 雨。
午前十時、田村町特許事務所に出勤。
雫の垂れた洋傘をひっさげて、部屋の扉を押して入ったとたんに、応接椅子の上に、腰を下ろしていた見慣れぬ仁が、ただならぬ眼光で、余の方をふりかえった。事件依頼の客か。門前雀羅のわが特許事務所としては、ちかごろ珍らしいことだ。
「よう、先生。特許弁理士の加古先生はあんたですな」
と、客は、余がオーバーをぬぐのを待たせない。』

冒頭のたった数行に「特許事務所」や「弁理士」が登場します。 Continue reading

続・新型肺炎の影響

上海市民政局が、コロナウイルスの感染経路として、「飛沫感染」「接触感染」に加えて新たに「エアロゾル感染」の可能性があることに言及したそうです。さらに、今後の感染予防策として、「一切の社会活動関連の会合を取り消すべき」とまで明言したようです。
これで日常生活における感染のリスクが一気に高まりました。

弊所のカウンターパートの中国弁理士からも、本日(2/10)からの出勤予定がさらに10日間延長になったとの連絡を受けました。彼の住む地域では、行政機関や医療機関等の緊急性の高い職種以外は出勤禁止の措置がとられているそうです(当然、特許事務所も出勤禁止!)。

「エアロゾル感染」の可能性がある以上、現状では自宅待機が最も効果的な措置のように思います。当局の迅速果断な姿勢、状況を理解してそれに従う国民の振る舞いには敬意すら覚えます。

なお、中国弁理士からは、自宅作業体制のシフトを組んでいること、従って重要案件は対応可能であることの連絡もありました。おそらくは期限に関する特例措置など国家レベルでの救済措置がいずれ発表されることにはなるのでしょうが、現時点でのこのような安心材料の提供は本当にありがたいものです。

新型肺炎の影響

中国ではコロナウイルスに起因する新型肺炎による死者が400人を超えたとの報道がありました。もちろん、これは公式に確認されている感染者のみが対象でしょうから、実際はもっと多いと思われます。感染者数は潜在的な感染者も含めると数万とも数十万人とも言われており、まだまだ予断を許さない状況です。

弊所とお付き合いのある中国の代理人から昨日メールが届き、事務所の方針により自宅待機を余儀なくされたという報告がありました。 Continue reading

シトロエンと商標の問題

シトロエンプジョーの小型車の多くは、1.2L 3気筒ターボエンジン、通称『PureTech』を搭載しています。
私のシトロエンC3にもこのエンジンが搭載されていますが、なかなか優れた動力特性を有しており、低回転域から発生する力強いトルクと低燃費を両立させた実用性の高いエンジンだと思います。さすがに高速域での伸びは期待できませんが、法定速度内で走る限りは何らストレスなくドライブを楽しむことができます。

さて、ここから『PureTech』の話に移ります。 Continue reading

シトロエンどうした!?

最近のシトロエンは、スマートフォンと連動してドライビングデータの管理やメンテナンス情報の管理、ディーラーへの入庫予約など結構いろいろなことができて大変に便利です。特にドライビングデータの管理では、GNSS(GPS)を用いた位置情報管理が秀逸で、いつどこに行った、どこに停車した、いつからいつまで滞在した…などの詳細な情報を提示してくれます(くれぐれもセキュリティは万全に(笑))。
また、行程毎に平均速度平均燃費を提示してくれるのも嬉しい。 Continue reading

ご利益?

令和2年の初詣は鹿児島神宮霧島神宮に参拝しました。
一の宮めぐりも兼ねての初詣でしたので、併せて、新田神社枚聞社(ひらきき)にも参拝しております。

神社めぐりが趣味というか生活の一部になりつつある今日この頃ですが、特にこれといって何かをお願いしたり祈願するようなことはほとんどありません。とは言っても、無心で二礼二拍一礼できるほどの心安らかな境地には程遠いので、いつの頃からか五省を心の中で唱えるようになりました。 Continue reading

鎌倉殿の13人

iPhoneのニュースウィジェットで「鎌倉」「13」という文字がチラッと目に入ったので、もしやと思って調べてみたところ、再来年放映予定の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の話題でした。
「鎌倉」「13」といえば、源頼家(第二代鎌倉殿。初代はもちろん頼朝。)の独裁を牽制するために設置された有力家臣13名による合議制が思い浮かびます。この13人中で最も若い北条義時がドラマの主人公とのこと。梶原景時比企能員和田義盛ら合議制のメンバーを周到に排除し、承久の乱では武家の名の下に公家らを屈服させ、後の得宗家による執権体制の礎を築いた義時。日本史では姉の政子や父の時政の陰に隠れがちですが、個人的には日本史上稀にみるマキャベリストだと思います。
梶原景時ファンとしては彼がどのように描かれるのか、興味とともに多少の不安もありますが、今から楽しみです(うちにはテレビが無いけど…)

NETISと特許は似ている?

NETIS特許。なにかと比較される両者ですが、一見すると確かによく似ています。どちらも「新技術」が対象になること、国の審査を経て登録されることなど、制度の大枠は似ていると思います。しかし、日常的に特許を扱う弁理士の目から見ると、登録に至るまでの手続き、登録後の扱いにおいて違いがあるように思います。言われるほどには似ていないかなー?という印象です。

この記事をご覧の方は、NETIS(ネティス・ネチス)登録に興味がおありでしょうから、ここからは登録の要件に的を絞って、両者が似ていない点について簡単にお話しします。
Continue reading

ベートーヴェン ・イヤー

正月三が日も終わり、いささか暇を持て余し気味。
小人閑居して不善をなすなんてことにはならないように、ここは一つ今年の目標を立ててみることにします。

今年2020年は、ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven)の生誕250周年にあたる年です。クラシック音楽業界ではベートーヴェンに因んだ様々なイベントが企画されているようです。個人的には彼の弦楽四重奏曲(第1番から第16番まであります)のチクルスなんてライヴで聴けたら最高に幸せなのですが、福岡ではなかなか難しそうです。せめて後期だけでも…いや意欲的な前期もいいね…だったら豪快なラズモフスキーも…なんて、結局は素晴らしい傑作揃いなんですよね。ベートーヴェンのカルテットは。 Continue reading

除夜の鐘

あけましておめでとうございます。

昨日の大晦日は除夜の鐘を撞きながら年を越しました。
呑山観音寺という真言宗のお寺です。
福岡には犬鳴峠という○○スポットとして有名な場所がありまして、そのすぐそばには、なんと猫峠というなんか冗談のような地名があります。呑山観音寺は福岡市内から猫峠に向かう途中にある大きなお寺です。 Continue reading