格安特許出願について(その2)

前回の記事で、特許出願の料金が「時間単価」×「労働時間」で決まることをお話ししました。
そして、労働時間を下げることによって低料金を実現することができることもお話ししました。

ある発明を特許出願(特許申請)するために要する時間のうち大部分は「出願書面の作成」に費やされます。この出願書面を作成するためには発明を十分に理解していなければなりません。従って、「発明のヒアリング」にも時間を割かなければければなりません。また発明の内容によっては周辺技術への理解を深めるための「学習」も必要になります。

これら「出願書面の作成」「発明のヒアリング」「学習」のうち、「発明のヒアリング」については、弊所が用意する「発明ヒアリングシート」に必要事項を記入していただくことで対応します。「発明ヒアリングシート」は、どなたでも簡単に記入することができるように、選択肢式または一問一答式を採用していますので、あまり負担にならずに記入いただけると思います。

「学習」は、弁理士としては当然しなければならないことなのですが、低料金を実現するためにはここに多くの時間をかけることはできません。従って、相当の技術理解が必要な分野(例えば、薬品や新素材のような組成物。)の特許出願には対応できません。弊所の弁理士は、機械・土木・建築・システム・日用雑貨などの構造系の分野を得意としていますので、これらの分野に属する発明であれば概ね対応できると思います。

最後に「出願書面の作成」について。
詳しくはこちらに記載しています。
少しだけ補足しますと、書面作成の基本的方針は、内容の重要度に応じて時間を傾斜配分するということになります。限られた時間を最大限に有効に活用するためには、この方法がベストだと考えます。
出願書面にはあれこれと多くのことを書き込みたくなる気持ちもわかるのですが、その結果として発明の趣旨がぼやけたものになりがちです。皆さんのなかには、特許公報公開特許公報をご覧になったことがある方もいらっしゃるかと思いますが、いかがですか? 一読して内容が理解できますか?
あのような書面になってしまう原因の一つは、「発明の背景技術(従来技術)」〜「発明が解決しようとする課題」〜「課題解決のための手段」の流れが明確でないこと、また、「課題解決のための手段」の実施例(実施形態)として、様々なことを盛り込み過ぎていることが挙げられます。

弊所が提供する格安特許出願(9.9万円特許出願)は、「背景技術」〜「課題」〜「手段」に十分な時間をかけて論理的で明快な表現を心掛けます。そして、実施例については、特許出願の目的を効果的に達成できる範囲に射程を定め、むやみに拡げ過ぎないことを旨とします。